【完結済み】おすすめ漫画ランキング

【完結済み】おすすめ漫画ランキング!男性も女性も感動必至の“音楽漫画”名作5選

第1位 BLUE GIANT


参照:BLUE GIANT コミックス1巻 著者:石塚真一 出版社:小学館

感動必至の音楽漫画名作ランキング第1位は、2位に引き続き『BLUE GIANT』シリーズの日本を舞台にした第1部をご紹介!
※正直この1位と2位のランキングはそれぞれ読むたびに入れ替わるので実質同率1位です。。!

作者の石塚真一先生は、前作の山岳救助をテーマにした『岳』(2003年~2012年まで連載。これもまた、、長くなるのでこの漫画の紹介は別の機会に、、)から一転、漫画では絶対不利とされる「音楽漫画」、且つもしかしたら広くなじみの薄い「ジャズ」をテーマにした漫画にチャレンジされ、それはもう見事に最強の音楽漫画へと昇華されております!(僕もモロに影響を受けてジャズバーに通うようになったり、、、)

なんでしょう。前作の『岳』もそうなんですが、石塚先生の描く登場人物たちの「何気ない日常」とその傍らにある「奇跡のような出来事」が人つなぎで紡がれる物語。そしてその「奇跡のような出来事」をうみだすために登場人物たちが葛藤する様は、「もしかしたら、自分もできるかもしれない」と奮い立たせてくれること間違いなしです。

超ざっくりなあらすじ


BLUE GIANT コミックス1巻(小学館)より引用

宮城県仙台市に住む宮本大(みやもとだい)は、部活動のバスケに情熱を注ぐごく普通の高校生。ある日これまで全く聴いてこなかった(多くの高校生はそうだろう)ジャズに触れ、中でも“サックス”の持つ魅力にここ江尾を掴まれた。特別な才能や天性の音感などがあるわけではない普通の高校生だが、自身がやると決めたことはなにがなんでもやり通す医師の強さを持つ大は、「世界一のジャズプレーヤーになる」と心に決め、その日から人生のすべてをジャズに捧げ邁進していく。

「スキルは粗削りだが、何か訴えるものがある」
大のサックスを聴いた人は、形容しがたいその熱量に惹かれ、時に圧倒される。
時には自身の至らなさに挫折し(一般的には挫折と考えることも、大に言わせると「屁でもねーっちゃ」と超前向き)、志を共にする仲間との出会いと別れを経て、さらなる高みへと足を踏み出すー--。

主要な登場人物

宮本 大

BLUE GIANT コミックス1巻(小学館)より引用

本作の主人公。
ふとした事で出会ったジャズの虜となり、「世界一のジャズプレーヤーになる」ことをテナーサックスプレーヤー。
圧倒的な努力とひたむきさで、次第に周囲を巻き込み成長していく大のもとに集まった沢辺と玉田とともにジャズトリオ「THE JASS(ジャス)」を結成する。

沢辺 雪祈


BLUE GIANT コミックス10巻(小学館)より引用

大と同い年で、4歳からピアノを始めたピアニスト。成功するための最短距離をひた走るがゆえに、下手な演奏には容赦の無い批判をするが、非凡なピアノテクニックと作曲の才能を併せ持つ。
大の音に成功への可能性を見出した沢辺は、大と玉田とともに10代のジャズトリオ「THE JASS(ジャス)」を結成し、幼少期から強いあこがれを抱く日本屈指のライブハウス「SO BLUE」のステージに立つことを目指す。

玉田 俊二


BLUE GIANT コミックス5巻(小学館)より引用

大の高校時代の同級生で、大学進学後はサークル活動などでそれなりに充実した、だけどどこかもの対r内日々を過ごしていたが、まっすぐにジャズに情熱を注ぐ大の姿に感化され、まったく未経験だったドラムを始める。
JASSに素人は不要と吐き捨てる沢辺に対し、ひたむきな努力と着実に磨かれていくドラムスキルでJASSになくてはならない存在となるまでになった。

師匠(由井)


BLUE GIANT コミックス3巻(小学館)より引用

独学でサックスを吹いてきた大に、専門的な技術とジャズの心得を教えた“師匠”。
かつて世界に通用するジャズプレーヤーを目指していたものの志半ばでその道を諦めてしまった自身の経緯から、疑うことなくジャズに向き合う大の“音”に、世界一輝くジャズプレーヤー“BLUE GIANT”の可能性を見る。

ここが魅力!!

この『BLUE GIANT』シリーズ、 名シーンのオンパレードでコミックス1巻につきお気に入りシーンが何個もあるんですが、何が良いって2位でご紹介した『BLUE GIANT SUPREME』 でも触れた「何気ない日常のすぐ傍らにある奇跡のような出来事」が見開きでドーンと描くだけでなく小さいコマでさりげなく描かれていたりするんですよね。
また主要な人物だけでなく、いわゆるモブ的な観衆の表情などからも「その時に至るまでのその人の日常」が丁寧に描写されているようで、漫画の世界観に没入すること間違いなし。

前に進み続ける・・その強い想いに涙腺崩壊!

〈ちょっとしたあらすじ※ネタバレ注意!〉
沢辺、玉田とともにジャズトリオ「THE JASS(ジャス)」を結成し、紆余曲折を経て念願だった日本屈指のライブハウス「SO BLUE」のステージに立つことが決まった。
しかしその矢先、不慮の出来事により沢辺がライブを行えなくなってしまい失意に落ちる大と玉田。
トリオのうち1人が参加できないことで誰しもライブは不可能と思われたが、それでも、二人だけでもライブを行うことを大は決意する。



BLUE GIANT コミックス10巻(小学館)より引用

そしてライブ当日。
不眠不休で“2人だけのステージ”の練習をしてきた大と玉田。目の下にクマが浮かび、無情な現実に身も心もボロボロになりながらも、胸を張って「SO BLUE」へとやってくる。

そして、圧巻のステージが始まるー---。



BLUE GIANT コミックス10巻(小学館)より引用

はい、涙腺崩壊。。
このシーンで管理人が一番好きなのが、「SO BLUE」の店員さんが涙する一コマ。
「THE JASS(ジャス)」 がこのステージに立つための努力や苦労、そして「THE JASS(ジャス)」 の身に起こってしまった現実から大と玉田が逃げずに、それでも前に進もうとしている姿勢に思わず感極まってしまうこのシーン。
店員さん、お気持ちお察しします。。!
2人だけの圧巻のライブシーンは、ぜひ直接お確かめください!

ということで、感動必至の音楽漫画名作ランキング1位は、『BLUE GIANT』でした。
気になった方は是非チェックしてみてください!

1 2 3 4 5