第3位 BECK
参照:BECK コミックス34巻 著者:ハロルド作石 出版社:講談社
感動必至の音楽漫画名作ランキング第3位は、ハロルド作石先生による渾身のロックバンド漫画!
月間少年マガジン(講談社)にて1999年から2008年まで連載され、2004年にはテレビアニメが放送、また2010年には佐藤健さん主演で実写映画化もされました。
作者のハロルド作石先生は、現在に至るまでも実に多種多様なジャンルの漫画を描いてこられ、ヤンキーマンガの傑作『ゴリラーマン』、野球漫画『ストッパー毒島』、シェイクスピアを題材とした『7人のシェイクスピア』などなど、いずれもその独特な空気感と画風でめちゃくちゃ面白い漫画たちを生み出してこられました。
今回ご紹介する『BECK』は、そんな作品群の中でも最もアツく、過激で、ROCKな漫画。
これを読んだ後、無性にバンドをやりたくなるのは僕だけではないはず。。!
超ざっくりなあらすじ
BECK コミックス10巻(小学館)より引用
主人公は無為で怠惰な日々を過ごす中学生の田中幸雄、通称コユキ。
大人たちの言う夢や目標なんか見当たらず、自身の存在価値を見出せずにいるごく普通の14歳。
そんなコユキが、ひょんなことから凄腕のギタリスト南竜介と出会い、人生の歯車が大きく音を立てるところから物語は始まる。
マンガタイトルでもある「BECK」というロックバンドを組んだコユキは、本人さえも自覚していなかった“他者を魅了し圧倒する天性の歌声”を武器に、日本のみならず世界の音楽シーンに音を届けていくー---。
主要な登場人物
田中 幸雄(コユキ)
BECK コミックス1巻(小学館)より引用
本作の主人公で、BECKのボーカル兼ギター担当。
退屈な日常を過ごしていたが、南竜介と出会うことで音楽=ロックバンドの世界に足を踏み入れていく。
海外のメジャーアーティストも驚愕する天性の歌声を持つ。
南 竜介
BECK コミックス1巻(小学館)より引用
コユキを音楽の道に導くニューヨークからの帰国子女。BECKのリードギター担当。
女は泣かせる、借りた金は返さないと人間性に対する評判をすこぶる悪いが、天才的なギタースキルを持つ。
コユキの歌声に出会うことで、彼自身の運命も大きく変わることとなる。
平 義行
BECK コミックス2巻(小学館)より引用
BECKのベース担当。高い技術をもつ腕利きベーシストで、竜介をして「平くんなしでおれのバンドは考えられない」と何度もバンドへの参加を訴えるほど。
冷静沈着で最年長であることから、バンドにおける精神的支柱となる。
千葉 恒美
BECK コミックス31巻(小学館)より引用
アフロヘアで口ひげを蓄えるBECKのラップボーカル担当。
幼少期は病弱でいじめられっ子で、それを克服するために空手を学んだことから腕っぷしも強い。
海外でも堂々とオーディエンスを煽る天性のフロントマン。
桜井 裕志(サク)
BECK コミックス31巻(小学館)より引用
コユキと同じ中学に転校してきたBECKのドラム担当。
まだまだ技術は未熟ながらも有名ミュージシャンをして「一番伸びしろがある」と言わせる。
まっすぐな心をもち、コユキの一番の友であり良き理解者となる。
ここが魅力!!
『BECK』の魅力と言えば、ハロルド作石先生が醸し出す独特な雰囲気もさることながら、ロックバンドがテーマということもあり、やはり圧巻の演奏シーン!!
まあとにかくカッコ良いんですよね~。カッコ良すぎて泣けます。
超絶カッコいいライブシーン!!
静かなイントロから、ライトアップとともに解放されたコユキの歌声が漫画から叫びあがってくるようで、鳥肌が止まりません・・・!!
BECK コミックス32巻(小学館)より引用
圧巻の一言・・・!!
このシーンのみならず、超絶カッコ良いライブシーンの数々を直接ご確認ください!
無性にバンドがやりたくなること間違いなし!!