【完結済み】おすすめ漫画ランキング

【完結済み】おすすめ漫画ランキング!男性も女性も感動必至の“音楽漫画”名作5選

第4位 ピアノの森 -The perfect world of KAI-


参照:ピアノの森 コミックス1巻 著者:一色まこと 出版社:講談社

感動必至の音楽漫画名作ランキング第4位はピアノを題材としたクラシックマンガをご紹介!
1998年より「ヤングマガジンアッパーズ(講談社)」にて連載を開始し、その後幾度かの休載や「モーニング(講談社)」への移籍を経て、2015年まで連載された一色まこと先生による珠玉の音楽漫画です。

第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。2007年にアニメ映画化もされた本作は、一色まこと先生の代表作の一つである『花田少年史』同様、素朴な画風だからこそ浮き立つ葛藤やドラマが、「クラシック」「ピアノ」という題材にピッタリで、これまた没入感MAXになること間違いなし!

超ざっくりなあらすじ


ピアノの森 コミックス5巻(講談社)より引用

主人公の一ノ瀬海(カイ)は天真爛漫な小学5年生の男の子。幼少期から“森の端(もりのはた)”に打ち捨てられていたピアノをおもちゃ代わりに弾いて育ってきた。この「森のピアノ」は壊れており音は出ないはずだが、何故かカイだけは美しい音色を奏でることができる。
ある日カイの通う小学校に、世界的なピアニストを父に持つ雨宮修平が転校してくることから物語が始まる。
かつて天才ピアニストだった音楽教師の阿字野壮介にその天才的な才能を認められたカイは、ピアニストとしての世界最高峰の舞台、ショパン・コンクールに挑むこととなる。

主要な登場人物

一ノ瀬 海(カイ)


ピアノの森 コミックス1巻(講談社)より引用

本作の主人公。
風俗店が立ち並ぶ色町通り、通称「森の端」で母親と二人暮らしをしている小学5年生。
母親似の非常に美しい顔立ちをしていて、幼いころからよく女性に間違えられている。
幼少期から森のピアノをおもちゃ代わりに弾いて育ったことで、天才的なピアノセンスを宿す。

阿字野 壮介(あじの そうすけ)

ピアノの森 コミックス26巻(講談社)より引用

カイの師。
かつて国内の音楽コンクールで賞を総なめにしていて天才ピアニスト。不慮の事故によって左手の自由を失い、失意の中カイの通う小学校の音楽教師をしていた。
かつて自分が捨てた森のピアノがカイの才能を育てていたことを知り、カイの師となり表舞台へ導いていく。

雨宮 修平(あまみや しゅうへい)

ピアノの森 コミックス5巻(講談社)より引用

カイの親友でもあり永遠のライバル。
幼少期からピアノの英才教育を受けており、高いレベルで正確無比なピアノ演奏をする一方、カイの枠に捉われない底知れぬ才能に恐れを抱いている。

ここが魅力!!

『ピアノの森』の演奏シーンは、「クラシック」「ピアノ」というテーマに相応しく、静謐で美しい演奏シーンが目白押し。その素朴な画風と相まって、神秘的な印象すら受けます。

カイの圧倒的な演奏に読者も会場も飲まれる。。!

小学生のカイにとって初めてのコンクールでカイが披露したのは、物心ついたときから「森の端」で弾いていた森のピアノの音色そのもの。
コンクール会場にいながらまるで森の中に誘われたように、登場人物だけじゃなく読んでいるこちらまでカイのピアノに引き込まれます。。!







ピアノの森 コミックス5巻(講談社)より引用

音が出せない漫画という媒体において、ピアノの音を星の粒で表現したことは一色まこと先生の発明ですね。
そしてカイのピアノ演奏の世界観を樹木を張り巡らせることで表現させたところも素晴らしいです!
一切効果音としてのピアノの擬音は使わず、しかし確かにカイのピアノが聞こえてくるような演奏シーンに脱帽です。。!!

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